2013年12月24日火曜日

第9回大阪アジアン映画祭オープニングは、台湾の甲子園球児を描く『KANO』に

第9回大阪アジアン映画祭(2014年3月7日(金)~16日(日))のオープニング作品に、台湾映画『KANO』(嘉農=かのう)が決まった。日本統治時代に台湾の嘉義農林学校(現・嘉義大学)の野球部が、1931年夏の甲子園大会に出場し、準優勝に輝いたという実話に基づく物語だ

 台湾映画史の流れを変えた『海角七号/君想う、国境の南』(08年)『セデック・バレ』(12年)の魏徳聖(ウェイ・ダーション)のプロデュース、『セデック・バレ』で味方藩の首領タイモ・ワリスを演じた馬志翔(マー・ジーシアン)監督の劇場映画監督デビューとなる。

 主演は永瀬正敏、台湾人(漢民族)、原住民族、日本人の混成チームを率いる近藤兵太郎監督を演じる。台湾の農業水利事業に大きな役割を果たした実在の人物・八田與一を大沢たかおが演じるほか、酒井真紀、伊川東吾らが脇を固める。

 台湾公開は2014年2月27日で、大阪アジアン映画祭での上映はインターナショナルプレミア(海外初上映)となる。